まつ毛は,ほこりが角膜や結膜にあたるのをふせぎます。
まつ毛の毛根の周囲には知覚神経が集まっていて,
ほこりが触れると,角膜や結膜にあたる前に感じとって,自然にまぶたを閉じてしまいます。
また,まつ毛のまわりのまぶたの組織は,体の中で一番うすい皮下組織であるため,
非常に早く動けるようになっています。
ですから,泣いたり,虫にさされたり,物が当たったり,顔をうつむけにして寝たりすると,すぐはれやすくなるのです。
まつ毛は約10mmのかたい毛で,上まつげは100〜150本,下まつ毛は50〜75本です。
髪の毛が毎日何本か抜けるように,まつ毛もやはり抜けますが,一日に数本だそうで。
普通は抜けたまつ毛のほとんどが目の外へ落ちたり,手やハンカチ・タオルにつきますが,
たまに目の中へ入ることがあります。
このときは,涙とともに鼻へ流れさってしまうのがほとんどですが,
時には下まぶたの結膜のうに入りこんだり,涙の出口(涙点)につまったりすることがあります。
このような場合は必ず,まつ毛の根元(毛根)が涙点から顔を出しています。
目を動かすとくろ目(角膜)に当たってコロコロと異物感を訴える場合がよくあります。