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2005年11月25日

視覚(しかく)

視覚(しかく)とは、眼(目)とそれにつながる神経系の働きによって得られる、外界の色、形やその変化についての映像情報と、それをもとにして構築される外界の空間的な認識や、この情報を得るための機能、能力のこと。五感のひとつ。眼は感覚器と呼ばれる器官のひとつであり、脊椎動物(ヒトを含む)、節足動物(昆虫、エビ)、軟体動物(タコ、イカ)などが持っている感覚である。

視覚によって知覚される内容

明るさ

三次元空間
網膜は面であるため、網膜に映る像は二次元である。しかし、人間は三次元空間を知覚している。これは様々な仮定をおいているためである。そのため、知覚的な三次元空間と物理的なそれとの間に誤差が生じることがある。これが三次元空間の認識における錯視である。

奥行きの手がかりは以下の仮定から得ている。

単眼性のもの
絶対距離
水晶体のピント調整(毛様体筋の収縮)
相対距離
網膜像の大きさ(大きいものほど近い)
相対位置(上にあるものは遠く、下にあるものは近い)
重なり(遮蔽されているものが奥にある)
線遠近法
大気遠近法(遠いものほどぼやけ、青味が増す)
色(進出色と後退色)
運動視差
両眼性のもの(単眼性と重複するものは省略)
絶対距離
輻輳(外直筋、内直筋の収縮)
相対距離
両眼視差


瞳の構造図
網膜の構造図

視覚の伝導路

眼は、感覚器のひとつで、外界の光の強度と波長の分布の信号を神経系に伝える機能がある。それにつながる神経系では、その信号を元に色や形などの映像情報を構築する。最終的に視覚に関する情報が統合、認識されるのは大脳新皮質の後頭葉にある視覚中枢である。視覚にかかわる情報は、この間を神経線維の興奮の伝導の形で伝えられる。この一連の神経線維の経路を視覚路と呼ぶ。

視覚路にかかわる神経のネットワークは、眼球網膜に1億個以上(ヒトの場合)が平面的に配列している光受容細胞(桿体、錐体)から始まる。この細胞が光を受けると、その刺激は電気的な信号として、同じく網膜内の神経節細胞に伝わる。神経節細胞は神経細胞であり、各細胞は軸索を持っている。この軸索は片眼で100万本程度あり、束になって眼球を出て、左右の視神経を形成し、さらに間脳の腹側から脳内に進み、間脳の視床の一部である外側膝状体と呼ばれる神経核に達する。そこで、外側膝状体の神経細胞とシナプスを形成する。外側膝状体の神経細胞の軸索は大脳新皮質の後頭葉の一次視覚野に達する。

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